公立大学協会ニューズレター(Vol. 4, No. 1) ..... 2/12

公立大学の特色ある取組み・改革 1

青森県立保健大学(学長:リボウィッツよし子 専門:看護学)

地域とともに歩む活力ある大学づくり

~ラッセラーの掛け声とともに~

■10年のあゆみ

本学は、青森県の「地域に根ざした保健医療福祉の高等教育を」という熱い県民の要望に応えて、平成11年度に看護学科、理学療法学科、社会福祉学科を擁する保健福祉医療系大学として開学しました。

以来、平成15年度に大学院博士前期課程、平成17年度に博士後期課程を開設し、平成20年度には、公立大学法人へ移行するとともに県民の健康増進と食育活動を担う栄養学科を新設し、今まで以上に地域のニーズに根ざした大学を目指しています。

卒業生は、保健医療福祉の専門職として、青森県内を始め全国的に活躍し、毎年100%近い就職率を維持しています。

■産学官連携の推進

開学当初より「健康科学教育研究センター」を開設し、教学組織に加え、研究および地域貢献の役割を推進する基盤をつくり、地域との密接な人脈の中で地道に活動実績を積んできました。平成15年度には、研究と教育を分離改組し、両センター機能を拡大・充実しました。

「研究推進・知的財産センター」では、官学が連携して、県民健康寿命アップ研究、子どもメタボ研究、自殺予防研究などで着実な成果を上げています。また、実用技術研究として雪国の研究、地元食材の機能性成分研究など、地域特有の課題にも取り組んでいます。さらに平成20年度からは知的財産アドバイザーに着任いただき、知的財産の環境整備、研究シーズ・ニーズを知的財産に結びつける事業をすすめています。

平成21年度には工学系高等教育機関と学学連携し、研究シーズを具現化するという保健医療福祉系大学としては新たな試みも行っています。

「地域連携・国際センター」では、生涯学習と国際交流の場として、現在、認定看護師教育課程(救急看護、がん化学療法)、認定看護管理者教育(2nd&3rd)、社会福祉研修や米国、韓国との国際交流を展開しています。これらの事業により、青森県の医療・看護体制を支えていく推進者を指導養成し、地域および全国に貢献しています。

さらに、本県十和田市と官学連携協定を結んで協力し、十和田市は世界でも数少ない「WHOセーフコミュニティ」の認証を受けました。

■いのち溢れる「光の森」をめざして

「タクシーの運転手さんから『今一番元気のある大学』と案内された」と保護者の方からうれしいお便りをいただきました。毎月定例記者会見を行い、学外に情報を発信することで、地域と大学が近くなったように思います。

「障害者ケア付きねぶた」(2泊3日)では、学生のボランティア活動を推進するため、ボランティア論を組み、参画することで単位認定を行っています。「ラッセラー」の掛け声とともに障害者も一丸となり溢れる生命を徹底的に楽しむことで、人の心を思いやる「ヒューマンケア」や「いのち」の大切さを学習しています。

「障害者ケア付きねぶた」じょっぱり隊ボランティア

現在、開学10周年を記念し、地域の皆さんと共に6本の大木から森を創り上げる「光の森プロジェクト」をすすめています。この森は、地域の皆さんの活力となり、共に歩み、育まれ、誇りとなることを目指して成長を続けます。

大学DATA

学部 健康科学部
研究科 健康科学研究科
本部所在地 〒030-8505 青森市浜館字間瀬58-1
交通 JR東青森駅から徒歩10分
TEL 017-765-2000 FAX 017-765-2188
設立年 1999年
設置者 公立大学法人青森県立保健大学(青森県)
学生数 857名 教員数 102名 職員数 27名
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