公立大学協会ニューズレター(Vol. 4, No. 4) ..... 4/8

公立大学の特色ある取組み・改革 14

静岡県立大学(学長:木苗直秀(食品衛生学、食品安全解析学))

個を拓みがき、強い絆で知を発信

「県民の誇りとなる価値ある大学」を目指して

■薬食同源、食薬融合研究の推進

静岡県立大学は、薬学、食品栄養科学、国際関係学、経営情報学、看護学の5学部・5研究科、及び環境科学研究所を有する総合大学で、それぞれ特色ある教育研究活動を推進しています。本学は、国内で唯一、薬学と食品栄養科学の両分野を持つことから、この特色を生かした薬食同源、食薬融合を共通認識とした共同研究を進めており、「健康長寿科学」の確立を目指しています。

この研究は、文部科学省から、現学長をリーダーとして2002年度の21世紀COEプログラム「先導的健康長寿学術研究推進拠点」、及び2007年度のグローバルCOEプログラム「健康長寿科学教育研究の戦略的新展開」に採択されました。これまでに、薬物と食品成分のがん、炎症、ストレスなどの病態における分子標的研究において多くの成果を挙げ、さらに、英語を言語とする教員チームにより科学英語の実践的習得プログラムを開発して国際的に通用する次世代の研究者を積極的に育成しています。

■産・学・“民”・官の連携

本学は、教育、研究とともに、地域貢献を積極的に進めています。多くの研究成果を生かした産学民官連携活動が活発で、県中部地域に集積している食品、医薬品、化成品産業とは、「フーズ・サイエンスヒルズプロジェクト」を通して、県東部地域とは、医療からウエルネスまで、健康関連産業の振興を図り、日本一の健康長寿県を目指す「ファルマバレープロジェクト」を通して、県西部地域の光・電子技術に関連した産業とは、PETやLEDを活用した「フォトンバレープロジェクト」を通して本県産業界の振興に貢献しています。特にフーズ・サイエンスヒルズにおいて、本学は、近隣の大学とともに食品、医薬品、化学系企業と連携し、ストレスや生活習慣病の克服、アンチエイジング手法の構築等を目指しています。

なお、本学の特徴である「産学“民”官」連携では、産学官の人も家では民であること、さらに、一般の県民の方々からもアイデアを積極的に頂くことを趣旨としており、毎年開催する「産学民官の連携を考える集い」では、研究室開放、研究成果物の展示、相談会、講演会、交流会などを開催しています。

また、本学は、静岡市郊外の観光スポットである日本平の丘陵地に位置しており、周辺には県立美術館、県立中央図書館、県埋蔵文化財調査研究所、県舞台芸術センター、県コンベンションアーツセンター・グランシップなどの文化施設があるので、この地を「文化の丘」と称して、地域と連携しながら新たな文化を創造し、発信を目指したプロジェクトを進めています。

■個を拓き、強い絆で知を発信

このキャッチフレーズは、現学長の就任に当たり作成したもので、本学の学生、教職員は、先ず自己の研鑽に励み、さらに、学部や研究科、教室や研究室、また、クラブやサークルで切磋琢磨しつつ仲間を増やし、強い絆をつくり、総合大学として得られた知的成果を国内外にあまねく発信したい、との強い思いを込めたものです。

本学に在籍する全ての者がこの思いを胸に、本学が夢と希望に満ちた学び舎とし、「県民にとって誇りとなる価値ある大学」となるよう、教育・研究・地域貢献・国際交流等をより推進していきます。

第1回学長杯争奪駅伝大会の入賞者(2009.12.4)

大学DATA

学部 薬学部、食品栄養科学部、国際関係学部、経営情報学部、看護学部
研究科 薬学研究科、生活健康科学研究科、国際関係学研究科、経営情報学研究科、看護学研究科
本部所在地 〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1
交通 JR草薙駅からバス3分(徒歩15分)
TEL 054-264-5102 FAX 054-264-5099
設立年 1987年
設置者 静岡県公立大学法人(静岡県)
学生数 2,826名 教員数 269名 職員数 50名
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