公立大学協会の新着情報

LINKtopos2020(令和2年度全国公立大学学生大会)が開催されました

2020年10月27日

 令和2年9月26日(土)~27日(日)にかけて、公立大学学生ネットワークが主催する、”LINKtopos2020″(令和2年度全国公立大学学生大会)が開催されました(LINKtoposについては、こちらをご覧ください)。

 今年度で8回目を迎える本大会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から初めてオンラインでの開催となりました。2018年に発生した西日本豪雨(平成30年7月豪雨)により被害を受けた岡山県総社市に立地する岡山県立大学をオンラインの発信拠点として開催し、全国23の公立大学から117名の学生・教職員が参加しました。
 大会テーマは”再考”とし、”LINKtopos”の原点である「防災・減災」を軸に、公立大学生がどう地域と関わっていくことができるかを考える大会としました。

 一日目は、岡山県立大学の沖陽子学長からご挨拶をいただいたのち、西日本豪雨の避難・避難所運営に関わられたお二方から当時の状況について真に迫るご講演をいただきました。

  「西日本豪雨・アルミ工場爆発時の地域住民の避難行動について~自主防災組織の取り組み~」下原・砂古自主防災組織 副本部長 川田一馬 様
  「避難所の運営について」総社市危機管理室 主任 平田泰介 様

 講演を踏まえ、参加者はグループごとに分かれてワークショップを行いました。
 ワークショップでは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた新しい生活様式での避難所運営について公立大学生にできることを考え、課題の解決策を考える企画書づくりを行いました。

   テーマ1 性別に関する共通課題
   テーマ2 世代別(子ども、お年寄り等)の共通課題
   テーマ3 地域住民と運営側の連携に関する共通課題

 二日目は、ワークショップの報告会が行われました。
 その後、地区別のグループになって意見交換・情報共有を行う地区別LINKtoposを行いました。ここでの話し合いが元となって全国大会とは別途、地区別の大会が開催されることもあります。
 最後に、参加者の日頃の取り組みを紹介するポスターセッションの質疑応答を行いました。ポスターセッションについては、参加者が説明の様子を撮影し、その動画を事前に視聴し合うことでオンラインでの開催に対応しました(※)。

 オンライン開催であることの利点を活かして公立大学関係者及び公立大学学生ネットワークOBに対してLive配信を行い、2日間で延べ約100名のユニーク視聴者を得ました。公立大学協会の鬼頭宏会長(静岡県立大学長)も大会にご参加いただき、閉会式でご挨拶いただきました。


沖学長ご挨拶

川田様ご講演

平田様ご講演

運営の様子①

運営の様子②

鬼頭会長ご挨拶

集合写真

(※)本協会会員校専用ページにて一部の動画を公開しています。→ こちら