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「産学協働による学生のキャリア形成支援活動 -新たなインターンシップを核とした4類型の推進に向けて-」 メッセージおよび解説動画のオンデマンド配信開始のご案内

2022年9月16日

「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」(以下「産学協議会」)では、学生のキャリア形成を産学で連携して支援していくことで合意しました。就業体験を伴う質の高いインターンシップを核に、学生のキャリア形成支援活動を4つに類型化し、産学で連携しながら各タイプの活動を推進していくものです。とくに、大学等で学生のキャリア支援をご担当される皆様におかれましては、リーフレットをお手元にご用意いただきながら、動画をご確認ください。(リーフレットの画像をクリックいただけましたら、PDFで全ページご覧いただけます)


詳細は、採用と大学教育の未来に関する産学協議会Webサイトをご覧ください。
ご不明点、ご質問等ございましたら、質問受付フォーム(9月30日〆)にお寄せください。


(1)経団連 十倉会長からのメッセージ

(2)採用・インターンシップ分科会 山本前会長(企業側)からのメッセージ

■改正内容に関連する部分[05:24]
インターンシップという活動の中に就業体験のないものも混在しており、大学側からは「インターンシップは学業を阻害するものであって、採用早期選考の隠れ蓑になっている」という厳しい批判もございます。他方で、質の高いインターンシップを実施するには、人事部門や受入職場の負担が非常に大きいものがあります。企業側のメリットとして、その後の採用活動への繋がりを求めるのは自然であると思います。そうした観点から企業のインセンティブとして、タイプ3で取得した学生情報を、その後の採用活動に活用することができることを認めることとなりました。このことは議論の成果であり、大学側にもご理解いただきたいと思います。

(3)採用・インターンシップ分科会 田中前会長(大学側)からのメッセージ

■改正内容に関連する部分[03:55]
インターンシップでの学生の評価を、企業は、該当学生が採用選考にエントリーしてきた場合に、採用活動開始後に、活用することができます。その活動成績が良ければ、第一次面接等を省いて、上位の段階に進ませることも出来ます。しかし、もし業績が悪ければ、書類選考で落としても良いということになります。インターンシップは学生にとって諸刃の剣であることにご留意ください。準備が万全でない状態でインターンシップに参加すれば、ネガティブな評価を受ける可能性があります。そのことを十分に理解した上で、インターンシップに参加することが重要です。

(4)就職問題懇談会 大野座長 「これからのインターンシップ」についてのご解説動画

■改正内容に関連するポイント
・採用・インターンシップについては、2020年度から産学官連携で検討をしてきました。
・今まで一括りに「インターンシップ」と呼ばれていた就職・採用活動を、特徴ごとに、4つのタイプに分類し、そのうち「タイプ3」と「タイプ4」を「インターンシップ」と呼ぶことで整理しました。(リーフレットp.7-8)
・大きな変更点は、「タイプ3」のインターンシップで取得した学生情報を、6月からスタートする採用選考活動開始後に活用することができるようになった点です。[三省合意:文科省、厚労省、経産省の3省。]
・この変更内容は、2023年度に学部3年もしくは修士課程に進学する学生から開始します。(リーフレットp.4)

(5)採用・インターンシップ分科会委員(当時)佐藤慶應義塾大学就職部長からのコメント

(6)【産学協議会事務局解説 Ver.1 】産学協働による学生のキャリア形成支援活動(4類型)の推進

■改正内容に関連するポイント
就業体験が全くないものもインターンシップとして実施されている現状を憂慮する声が多かったことから、今まで一括りに「インターンシップ」と呼ばれていた就職・採用活動を、特徴ごとに、4類型に分類し、そのうち「タイプ3」と「タイプ4」を「インターンシップ」と呼ぶことで整理しました。(リーフレットp.7-8)
[01:42]産学が合意するに至った、4類型を実践するうえでの重要な前提条件
・タイプ1~4は採用活動ではない。学生は改めて採用選考エントリーが必要。
・政府が定める現行の「就職日程ルール」が前提
・志望先企業のインターンシップ参加経験が無くても、採用選考へのエントリーは可能。
[03:35]タイプ1 オープンカンパニー(リーフレットp.7-8)
[05:00]タイプ2 キャリア教育(リーフレットp.7-8)
[05:56]タイプ3 汎用的能力・専門活用型インターンシップ(リーフレットp.7-8)
[11:01]タイプ4 高度専門型インターンシップ(試行)(リーフレットp.7-8)
[09:19]インターンシップで得た学生情報の活用について
[12:08]三省合意の改正について
・インターンシップは企業等の場における学生に対する教育活動であり、単なる企業の人材確保のための機会ではない。社会全体で若者のキャリアを支援することが必要であるという広い見地から、産学協議会からの参照合意見直しの要望を受け、政府は参照合意を改正。
[12:58]4類型を踏まえ、学生・大学・企業に取り組んでいただきたいこと

(7)【産学協議会事務局解説 Ver.2 】産学で変えるこれからのインターンシップ
■リーフレット解説
[00:41]4類型を定めた背景(p.1)
[04:07]日本のインターンシップをめぐる現状と課題(p.3)
[05:58]新たなインターンシップを推進するにあたって(p.4)
[07:30]学生のみなさまへ(p.9)
[07:41]企業のみなさまへ、大学等のみなさまへ(p.9-10)

※ 併せてJASSO「令和4年度インターンシップ専門人材セミナー~基礎編~」もご覧いただけましたら、より理解が深まるかと存じますので、ご担当の皆様はご確認くださいませ。