このたびの展覧会とシンポジウムは、三大学(京都工芸繊維大学、京都府立大学、京都府立医科大学)の教養教育共同化科目として今年度から新たに開講した「京都学事始 —近代京都と三大学—」の一環として開催されます。この科目は、三大学の教員がそれぞれの専門分野から京都の近代化に果たした三大学の役割についてリレー形式の授業を行うものですが、展覧会やシンポジウムの開催と関連させることによって、京都と共に歩む三大学のこれまでを体感し、これからを展望するものにしたいと考えました。広く一般の方々のご参加をお願いします。
◆京都学事始展-近代京都と三大学-
療病院(1872年)、京都府医学校附属産婆教習所(1889年)、京都府簡易農学校(1895年)、京都蚕業講習所(1899年)、京都高等工芸学校(1902年)、京都府立女子専門学校(1927年)。 これらの施設・学校は、現在の三大学—京都工芸繊維大学、京都府立大学、京都府立医科大学—の草創期の姿です。ここから、近代京都の産業技術の発展に貢献し、人びとの暮らしを支える多くの人材が輩出されました。
本展覧会では、各大学が所蔵する歴史資料や工芸品、教員や学生が収集した貴重なコレクション、授業用の教材など約100点の展示を通して、三大学の個性豊かな歴史と特色を紹介します。
〈開催期間〉 平成26年9月22日(月)~10月24日(金)
〈開催時間〉 10時~17時(最終入場は16時30分)
〈会場〉 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 1階
〈休館日〉 日曜・祝日
(ただし、9月28日(日)、10月5日(日)、12日(日)、13日(月・祝)は開館)
〈入館料〉 無料
◆シンポジウム 京都学事始-近代京都と三大学-
明治の昔から、京都の発展を支えた3つの大学の足跡をたどります。産業経済の近代化、農業の発展、女子高等教育、そして医療・看護の分野で活躍した多くの先人を輩出した三大学に残された資料が語る数々の物語を紡ぎながら、過去から未来へ京都の姿を若者、そして市民の皆さんとともに考えるシンポジウムです
〈開催日時〉 平成26年10月18日(土) 14時~17時(開場13時30分)
〈会場〉京都工芸繊維大学 センターホール
〈参加費〉無料
〈申込〉不要(当日先着順・600名)
〈プログラム〉
14:00~14:15 | 開会挨拶・趣旨説明 |
14:15~15:15 | 基調講演「京でまなぶ 京にまなぶ」 講師 山本 壯太 氏 (古典の日推進委員会・琳派400年記念祭委員会ゼネラルプロデューサー) |
(休憩) | |
15:30~17:00 | パネルディスカッション パネラー 山本 壯太 井口 和起(京都府立総合資料館顧問) 宗田 好史(京都府立大学教授) 並木 誠士(京都工芸繊維大学教授) 八木 聖弥(京都府立医科大学准教授) |
チラシ
https://www.kodaikyo.org/wordpress/wp-content/uploads/2014/09/kyoutogakuchirashi.pdf
〈問い合わせ先〉京都三大学教養教育研究・推進機構
電話 075-703-4925
E-mail kyouyou@kpu.ac.jp
〈主催〉京都三大学教養教育研究・推進機構
(京都工芸繊維大学、京都府立大学、京都府立医科大学)
〈後援〉京都府、京都府教育委員会、公益財団法人大学コソーシアム京都